Paris Orsay

パリで好きな所は何処?

と聞かれたら、私は真っ先に「オルセー美術館」と答えます。パリにはエッフェル塔に凱旋門、オペラ座、いくつもの美術館、教会やその他、観光名所と呼ばれる素敵な場所が沢山ありますが、私のお気に入りはオルセーです。ルーブル美術館のように迷子になることも無く程よい広さ。オルセー駅の鉄道駅舎を改装して作られた、天井がたか〜い建物も素敵です。建物の正面には当時駅だった頃の大きな時計がシンボルになっています。

中にはジュモーやブリュなどのアンティークドールの時代と同じ19世紀の絵画が沢山あります。印象派の巨匠ルノワールをはじめ、モネ、セザンヌ、ゴッホ、ピサロ、ミレーなど、皆様が何処かで一度は見た事のある絵画があり「通」で無くても楽しめる美術館です。もちろん、事前に興味ある作家の歴史などをお勉強しておくと、見るだけとは違い、作品が描かれた背景や作家の心の動きを垣間見る事が出来ます。ちょっと変わった作風のロートレックやゴーギャンなども、彼らの生い立ちや人生の苦悩を知ると、何もしらないで見る時とは違った印象では無いでしょうか。そんな風に絵を見るといつまでも心に残ります。

そしてオルセーには美しい天井画があるレストランがあります。初めて来た時に「美術館の中にこんな素敵なレストランがあるなんて、さすがパリ!」と感動しました。19世紀の宮殿の広間のようなこのレストランで気軽にお食事をするだけでも、とても幸せな気分になれます。

あ、でもオルセーに来たら、ルノアールの『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』を見ては目を瞑り、また見ては目を瞑ってと繰り返し19世紀にワープしてダンスを踊って下さいね!