The very beginning of the Jumeau dynasty...

ジュモーとは誰なのか?人形作りを始めたジュモー・ファミリーの家系は、1811年に生まれた Pierre-Francois JUMEAU,(ピエール=フランソワ・ジュモー)から始まります。

長 男のピエールは、小さい頃から両親の切り盛りする織物店を手伝っていました。そこで、彼は生地や洋服について沢山の知識を習得し、堅実な経営方法を学んで いきました。ピエールが妹のエリザと一緒に忙しく働いていた26歳の時、彼の生涯の中で初めて大きな悲しみが訪れます。母親の突然の死です。1837年1 月10日の出来事でした。この悲しく辛い試練は、ピエールを落ち込ませ、今まで彼が過ごした故郷からパリへと移動するきっかけとなりました。
ピエールは僅かな母の遺産を手に、故郷を離れ、パリのレ・アール地区に居を構え、織物のセールスマンとして仕事をします。そしてその後、ピエールの将来を決めるキーマンに、このレ・アールで運命の出会いをします。
19世紀初頭、この時代の最も重要とされる小さな人形メーカー HERISSEY(エリセー)にセールスマンとして働く、LOUIS DESIRE BELTON(ベルトン)でした・・・